【プロが教える】お風呂ショールームを100%活用する準備と当日の回り方

お風呂のリフォームは、家族みんなが毎日使う空間を「最高のリラックス場所」に変える大きなチャンスです。しかし、いざリフォームを考えると、「どのメーカーが良いの?」「ショールームに行っても何を見たらいいか分からない…」と不安になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、リフォーム会社のプロの視点から、お風呂のショールーム訪問を100%成功させるための「準備リスト」と「当日の賢い回り方」を徹底解説します。なんとなく見学して終わるのではなく、あなたの家に最適なユニットバスを見つけるための具体的なノウハウをお伝えします。
この記事で得れること
✓ お風呂リフォームのショールーム見学ついての基礎知識
✓ ショールーム見学の失敗しないためのポイント
この記事の内容が少しでも参考になれば幸いです(^^)/
- 1. 1. はじめに:ショールーム訪問で失敗しないために
- 2. 2. ショールーム訪問の「目的」を明確にする(優先順位の付け方)
- 3. 3. 訪問前にやっておくべき準備チェックリスト
- 3.1. 3-1. 必要な間取り図・寸法・写真の準備方法
- 3.2. 3-2. 予算・工期・希望スタイルを固めるコツ
- 4. 4. 当日必ず持っていくもの(持ち物チェック)
- 5. 5. 事前リサーチのコツ:メーカーと商品を効率よく調べる方法
- 5.1.1. リサーチのコツ
- 5.1.2. お風呂リフォーム費用のシミュレーションはこちら
- 6. 6. 受付〜相談〜実機確認まで:当日の回り方ガイド(推奨ルート)
- 6.1. 6-1. まず相談ブースで伝えるべき「要点」
- 6.2. 6-2. 実機を見る順番(浴槽→床→水栓→収納→換気など)
- 7. 7. 実機で必ずチェックすべき具体ポイント(10項目)
- 7.1. 7-1. 安全・出入り(またぎ高さ・手すり)
- 7.2. 7-2. 掃除のしやすさ(目地・床・排水)
- 7.3. 7-3. 操作性(シャワー・水栓・温度調節)
- 7.4. 7-4. 収納・鏡・照明・換気などの生活動線確認
- 8. 8. 使い勝手を“体験”する具体的な方法(座る・立つ・開閉・収納出し入れ)
- 9. 9. 写真とメモの取り方テンプレ(撮るべき箇所・記録のコツ)
- 10. 10. 見積もり・オプション確認でチェックするポイント
- 10.1. 10-1. 標準仕様とオプションの見分け方
- 10.1.1. あわせて読みたい
- 10.2. 10-2. 工事費・追加費用でよくある項目
- 10.2.1. よくある追加費用
- 10.2.2. お風呂リフォーム費用を知りたい方はこちら
- 11. 11. メーカー/ショールームスタッフに必ず聞くべき質問リスト
- 12. 12. 複数メーカーを比較する効率的な方法(評価シートの作り方)
- 12.1.1. ポイント
- 13. 13. ショールームで気をつける“落とし穴”と失敗例
- 13.1. 13-1. 展示と実際のサイズ感の違い
- 13.2. 13-2. マンション・給排水・換気など現場条件による制約
- 14. 14. 訪問後の次のステップ(見積り比較〜契約までの流れ)
- 14.1.1. 業者選びのポイント
- 15. 15. よくあるQ&A(子連れでの来場、予約なし、所要時間など)
- 16. 16. まとめと当日使える最重要チェックリスト
- 16.1.1. ショールーム当日:最重要チェックリスト
1. はじめに:ショールーム訪問で失敗しないために

お風呂のショールームは、各メーカーの最新技術やデザインが詰まった、まさに「夢の空間」です。しかし、その魅力的な展示に圧倒され、準備なしで訪問すると、以下のような失敗につながりがちです。
- デザインだけで選んだら、自宅のサイズに合わなかった。
- 最新機能に惹かれたが、実際には使わない機能(オプション)ばかりで高額になった。
- 掃除のしやすさを見落として、リフォーム後もカビに悩まされている。
ショールーム訪問は、**「カタログでは分からない実物のサイズ感、質感、使い勝手を体感する場所」**です。目的意識を持って臨むことで、リフォーム後の「こんなはずじゃなかった」を防ぐことができます。
2. ショールーム訪問の「目的」を明確にする(優先順位の付け方)


『ゆきプロ』
なぜお風呂をリフォームしたいのか、その「目的」を明確にすることがスタートラインです。目的が曖昧だと、ショールームで目移りしてしまいます。
まずは、現状のお風呂に対する不満や、新しいお風呂に望むことを書き出してみましょう。
<洗い出しの例>
- (不満)とにかく寒い、冬場のヒートショックが怖い。
- (不満)カビが生えやすく、掃除が大変。
- (不満)浴槽が狭くて足が伸ばせない。
- (希望)もっとリラックスできる空間にしたい。
- (希望)将来に備えて、手すりや滑りにくい床にしたい。
書き出したら、「これだけは譲れない」というトップ3に順位をつけます。
<優先順位の例>
- 清掃性(カビにくい床、掃除しやすい排水口)
- 断熱性(寒くない浴室、冷めにくい浴槽)
- 安全性(滑りにくさ、またぎやすさ)
この「優先順位」が、ショールームで商品を比較検討する際の「揺るがない軸」となります。
3. 訪問前にやっておくべき準備チェックリスト


『ゆきプロ』
「手ぶらで訪問」は絶対にNGです。ショールームのスタッフも、具体的な情報がなければ的確なアドバイスができません。最低限、以下の準備を整えましょう。
3-1. 必要な間取り図・寸法・写真の準備方法
①寸法(必須)

現在の浴室の内寸(タテ×ヨコ×高さ)を測ってください。特に「1616(1坪)サイズ」「1216(0.75坪)サイズ」といった規格サイズが一般的ですが、在来工法(タイル貼り)のお風呂の場合は変形していることもあります。
- 測る場所: 浴室内の壁から壁までの距離(タテ・ヨコ)、床から天井までの高さ。
- ポイント: 窓の位置とサイズ、ドアの位置と開閉方向、浴槽のサイズも測っておくと完璧です。
②間取り図(推奨)

家全体の図面(新築時のものなど)があれば、給排水管や換気扇のダクト位置を把握するのに役立ちます。特にマンションリフォームの場合は、梁(はり)や柱の位置が重要になるため、必ず持参しましょう。
③写真(必須)

スマホで現状の浴室を撮影します。
- 撮るべき箇所: 浴室全体(入口から)、浴槽、床、壁、天井(換気扇)、窓、ドア、脱衣所側から見た入口の段差。
- ポイント: 「寒い」「カビが気になる」など、不満のある箇所をアップで撮影しておくと、スタッフに相談する際に伝わりやすくなります。
3-2. 予算・工期・希望スタイルを固めるコツ
- 予算: 「ユニットバス本体価格」だけでなく、「解体費」「設置工事費」「給排水工事費」など総額でいくらかを考えます。「工事費込みで〇〇万円以内に抑えたい」と具体的な上限を決めましょう。
- 工期: 「いつまでにリフォームを終えたいか」を決めます。特に給湯器の交換も伴う場合は、納期がかかることがあるため早めに設定しましょう。
- 希望スタイル: メーカーのWEBカタログや施工事例を見て、「こんな雰囲気が好き」というイメージ写真(モダン、ナチュラル、シンプルなど)をいくつかピックアップしておきましょう。
4. 当日必ず持っていくもの(持ち物チェック)

- メジャー(必須): 展示品のサイズをその場で測るために重要です。
- 筆記用具・ノート: メモを取るため。後述する「評価シート」のベースにもなります。
- スマホ(カメラ): 写真撮影とメモ機能を使います。
- 準備した資料(必須): 「3-1」で準備した寸法メモ、間取り図、写真。
- 厚手の靴下(推奨): ショールームでは靴を脱いで浴槽に入ることが多いため。素足やストッキングより、滑りやすさなどを確かめられます。
- WEBカタログ(データor印刷): 事前に目星をつけた商品のページを開けるようにしておくとスムーズです。
5. 事前リサーチのコツ:メーカーと商品を効率よく調べる方法


『ゆきプロ』
ショールーム訪問は時間がかかります。やみくもに回るのではなく、事前にメーカーの特色を知り、ある程度絞り込むのが効率的です。
<主要メーカーの(一般的な)特徴>
- TOTO: 「ほっカラリ床」の柔らかい床や、「おそうじ浴槽」など清掃性・機能性に強み。
- LIXIL: デザイン性が高く、「スパージュ」など高級ラインも充実。使い勝手とデザインのバランスが良い。
- Panasonic: 「酸素美泡湯」などの美容機能や、照明・内装デザインに強み。
- タカラスタンダード: 「ホーロークリーン浴室パネル」が特徴。磁石が使え、掃除が非常に楽なのが魅力。
リサーチのコツ
各社のWEBサイトで「お風呂のシミュレーション」機能を使い、好みのデザインや必要な機能を組み合わせ、大まかなグレード(価格帯)を把握しておきましょう。
6. 受付〜相談〜実機確認まで:当日の回り方ガイド(推奨ルート)


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ショールームに到着したら、いきなり展示品を見るのではなく、まずは受付で相談するのが鉄則です。(※事前予約を強く推奨します)
6-1. まず相談ブースで伝えるべき「要点」
受付を済ませ、アドバイザーが案内についたら、以下の「要点」を簡潔に伝えます。
- 現状のサイズと不満: (例:「今のお風呂は1216サイズで狭く、タイル張りで寒いのが悩みです」)
- リフォームの優先順位: (例:「一番重視するのは掃除のしやすさ、次に断熱性です」)
- おおよその予算: (例:「工事費込みで100万円前後で考えています」)
- (もしあれば)検討中の商品: (例:「LIXILのリデアが気になっています」)
- 持参した資料: 図面や写真を見せます。
これを伝えるだけで、アドバイザーはあなたの家に設置可能で、かつ希望に近い商品を効率よく提案してくれます。
6-2. 実機を見る順番(浴槽→床→水栓→収納→換気など)
アドバイザーの案内、または自由見学の場合、以下の順番でチェックすると効率的です。
- 浴槽(一番のメイン): サイズ、形状、素材感、またぎやすさ。
- 床・壁(空間の印象と機能): 床材の質感、滑りにくさ、壁パネルのデザイン、清掃性。
- 水栓・シャワー: 操作性、デザイン、節水機能。
- ドア・照明・鏡: 開き戸か引き戸か、照明の色や位置、鏡のサイズや曇り止め機能。
- 収納・カウンター: 収納量、取り外しやすさ(掃除のため)。
- 換気・暖房設備: 換気扇の機能、浴室暖房乾燥機の有無。
7. 実機で必ずチェックすべき具体ポイント(10項目)


『ゆきプロ』
カタログでは分からない「使い勝手」を、プロの目線で厳しくチェックしましょう。
7-1. 安全・出入り(またぎ高さ・手すり)

- 浴槽のまたぎ高さ: 実際にまたいでみる。思ったより高い/低いがあります。
- 浴槽内の深さ: 浅すぎると肩まで浸かれません。
- 手すりの位置: 浴槽の出入り、洗い場での立ち座りに最適な位置か。握りやすい太さか。
- 床の滑りにくさ: 乾いた状態と、濡れた状態(※触って確認)の感触。
7-2. 掃除のしやすさ(目地・床・排水)

- 床材: 水はけは良いか?溝は浅く、ブラシが届きやすいか?
- 排水口: 髪の毛やゴミがまとまりやすい構造か?フタや内部の部品は簡単に取り外して洗えるか?(最重要!)
- 壁パネル: 目地(つなぎ目)が少ないか?カビが生えにくい素材か?
- ドア: 通気口(ガラリ)やパッキンのホコリは掃除しやすいか?
7-3. 操作性(シャワー・水栓・温度調節)

- 水栓金具: レバーやボタンは操作しやすいか?(濡れた手でも操作できるか)
- シャワーヘッド: 水流の切り替えは簡単か?持った時の重さ。
- シャワーフック: 好きな高さで固定できるか(スライドバー式など)。
7-4. 収納・鏡・照明・換気などの生活動線確認

- カウンター・収納棚: ボトル類は何本置けそうか?取り外して丸洗いできるか?(カウンターが無いタイプも掃除が楽で人気)
- 鏡: 曇り止め機能は必要か?縦長か横長か、見やすいサイズか?
- 照明: 明るさは十分か?リラックスできる電球色か、作業しやすい昼白色か。
- 浴室暖房乾燥機: 操作パネルは分かりやすいか?
8. 使い勝手を“体験”する具体的な方法(座る・立つ・開閉・収納出し入れ)


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見るだけでなく、必ず「触って」「動いて」ください。恥ずかしがらずに、自宅で使うシーンを想定してシミュレーションしましょう。
- 浴槽: 靴を脱いで実際に入り、足を伸ばしてみる。寝そべってみる。縁に座ってみる。
- 洗い場: 椅子(展示があれば)に座ってみる。シャワーを浴びるフリをして、水栓やシャワーフックに手が届くか確認する。
- ドア: 実際に開閉し、重さや開閉スペースを確認する(特に引き戸のスムーズさ)。
- 収納: 棚やカウンターに、持参した私物(スマホなどで代用可)を置くフリをし、使いやすい高さか確認する。
- 手すり: 体重をかけるように握り、立ち座りの動作をシミュレーションする。
9. 写真とメモの取り方テンプレ(撮るべき箇所・記録のコツ)


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後で比較検討するために、記録は必須です。
<写真撮影のコツ>
- 全体像: 浴室全体の雰囲気が分かるように撮る。
- 品番・商品名・価格: 必ずプライスカードや型番のシールを接写する。
- 気に入った箇所: (例:排水口のアップ、床の質感、浴槽のカーブ)
- 気になった箇所: (例:掃除しにくそうな隙間、使いにくそうな水栓)
<メモの取り方>
商品ごとに「良い点(メリット)」「悪い点(デメリット)」「価格(オプション含む)」を分けて記録します。
(メモ例)TOTO サザナ(Sタイプ)
- 良い: ほっカラリ床が本当に柔らかい。冬もヒヤッとしなさそう。排水口(おそうじラクラク排水口)もシンプルで掃除◎。
- 悪い: 標準のカウンターが掃除しにくそう(→外すオプションも検討)。
- 価格: 標準セット価格 〇〇円(※割引前)
10. 見積もり・オプション確認でチェックするポイント


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ショールームの展示品は、多くの場合「フルオプション」仕様です。見た目の豪華さに惹かれても、それが標準かオプションかを見極める必要があります。
10-1. 標準仕様とオプションの見分け方
- 必ず聞く: 「この展示品はどのグレードですか?」「標準仕様はどれですか?」「このシャワーヘッド(や鏡、収納棚)はオプションですか?」
- プライスカードの確認: 小さく「※オプションを含みます」と書かれていることが多いです。
- 「標準仕様」のカタログをもらう: 標準で何がついてくるのかを正確に把握しましょう。
10-2. 工事費・追加費用でよくある項目
ショールームで提示されるのは、基本的に「メーカー希望小売価格(定価)」です。実際のリフォーム費用は、これに「工事費」が加わります。
アドバイザーに「この商品を選んだ場合、一般的にどんな追加工事費が発生しやすいですか?」と聞いてみましょう。
よくある追加費用
- 既存浴室の解体・撤去費用
- 給排水管、電気配線の移設・新設費用
- 浴室の土台(基礎)の補修費用(※解体後に判明することも)
- マンションの場合の梁(はり)加工費用
- 入り口(ドア枠)の工事費用
- 給湯器の交換費用
11. メーカー/ショールームスタッフに必ず聞くべき質問リスト


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アドバイザーは商品のプロです。遠慮せずに疑問をぶつけましょう。
- (気になった商品について)「この商品の最大のウリ(特徴)と、弱点(デメリット)を教えてください。」
- (清掃性)「この床(排水口)は、実際どれくらいの頻度で、どんな掃除が必要ですか?」
- (耐久性)「この素材(例:人工大理石の浴槽)の耐久年数や、傷のつきやすさを教えてください。」
- (オプション)「このオプション(例:浴室テレビ、ジェットバス)は、後から後悔する人はいませんか?」
- (人気)「このグレードで、一番よく選ばれる(人気の)オプションは何ですか?」
- (工事)「(自宅の図面を見せながら)うちの浴室に、この商品は問題なく設置できそうですか?懸念点はありますか?」
12. 複数メーカーを比較する効率的な方法(評価シートの作り方)


『ゆきプロ』
複数のショールームを回ると、情報が混乱しがちです。訪問後、冷静に比較するために「評価シート」を作成しましょう。
<評価シートの項目例>
| 比較項目 | メーカーA(商品名) | メーカーB(商品名) | メーカーC(商品名) |
| 見積価格(定価) | |||
| デザイン(好み) | ◎ / 〇 / △ | ||
| 清掃性(床) | ◎(溝が浅い) | 〇 | |
| 清掃性(排水口) | 〇 | ◎(構造が単純) | |
| 浴槽の広さ・入り心地 | 〇(足が伸ばせる) | △(少し狭い) | |
| 断熱性 | ◎(浴槽・壁) | 〇 | |
| 安全性(滑りにくさ) | ◎ | 〇 | |
| 標準仕様の充実度 | 〇 | △(欲しいものがOP) | |
| 気になる点 | カウンターが邪魔かも | ||
| 総合評価 | A | B |
※「清掃性」や「安全性」など、**自分が重視する項目(2.で決めた優先順位)**を重点的に比較するのがコツです。
ポイント
「清掃性」や「安全性」など、**自分が重視する項目(2.で決めた優先順位)**を重点的に比較するのがコツです。
13. ショールームで気をつける“落とし穴”と失敗例


『ゆきプロ』
ショールームマジックにかからないための注意点です。
13-1. 展示と実際のサイズ感の違い
- 天井高: ショールームは天井が高く、開放的に設計されています。自宅の天井高(特にマンション)を考慮しないと、設置後に圧迫感を感じることがあります。
- 照明: 展示は非常に明るい照明で、美しくライティングされています。自宅の照明環境で同じ色味・質感に見えるとは限りません。
- 広さ: 広い空間にポツンと置かれているため、ユニットバスが実際よりコンパクトに見えがちです。必ずメジャーで実寸を測り、自宅のスペースと比べてください。
13-2. マンション・給排水・換気など現場条件による制約
- マンションの制約: 梁(はり)や柱が浴室内に食い込んでいる場合、設置できるサイズや形状が制限されます(「梁カット」などのオプション対応が必要な場合も)。
- 給排水管: 在来工法(タイル)からユニットバスにする場合、排水管の勾配(傾き)が取れず、床をかさ上げする必要が出るケースがあります。
- 換気ダクト: 既存の換気扇のダクト位置によっては、希望する換気暖房乾燥機が設置できないこともあります。
**これらは最終的に、リフォーム会社の「現地調査」で判断する必要があります。**ショールームでは「こういう制約があるかもしれない」という可能性を把握する程度でOKです。
14. 訪問後の次のステップ(見積り比較〜契約までの流れ)


『ゆきプロ』
ショールーム訪問は、あくまで「商品選定」のステップです。
- ショールーム訪問(商品決定): 気に入った商品の「プランシート」と「定価見積書」をメーカーからもらいます。
- リフォーム会社へ相談: 複数のリフォーム会社(※当社のような)に、メーカーからもらったプランシートを提示し、「この商品でリフォームした場合の工事費込みの見積もり」を依頼します。
- 現地調査: リフォーム会社が実際に自宅を訪問し、採寸や搬入経路、配管などを確認します。
- 最終見積もりの比較: 各社の見積もりを比較検討します。価格だけでなく、工事内容、保証内容、担当者の対応も重要です。
- 契約・工事開始: 納得のいくリフォーム会社と契約し、工事スケジュールを決定します。
業者選びのポイント
会社の実績や評判がよくても注意が必要です。担当者によって、経験、知識にバラツキがあるからです。実際に対応してくれる担当者の実績は豊富か?親身に対応してくれるか?も重視しましょう。
15. よくあるQ&A(子連れでの来場、予約なし、所要時間など)

予約は必要ですか?
必須ではありませんが、強く推奨します。**特に土日は混雑します。予約なしだとアドバイザーがつかず自由に見て回るだけになるか、長時間待つことになります。しっかり相談したいなら必ず予約しましょう。
所要時間はどれくらいですか?
1メーカーあたり、約2時間〜3時間を見ておきましょう。相談、実機確認、見積もり作成(プランニング)まで行うと、あっという間に時間が過ぎます。1日に回るのは最大2メーカーが限界です。
子供を連れて行っても大丈夫ですか?
多くのショールームにはキッズスペースが用意されています。ただし、展示品(特に水栓金具など)に触って怪我をしたり、破損させたりしないよう、目を離さない注意は必要です。
無理に契約させられたりしませんか?
メーカーショールームは、あくまで**「商品を決定する場所」**であり、その場でリフォーム契約を迫られることはありません。アドバイザーは中立的な立場で商品を紹介してくれますので、安心して相談してください。
16. まとめと当日使える最重要チェックリスト
お風呂のショールームは、準備と目的意識次第で、得られる情報量がまったく変わってきます。最新の機能やデザインに触れるだけでなく、「我が家にとって本当に必要な機能か?」「毎日ストレスなく使えるか?」という視点で厳しくチェックすることが、リフォーム成功の鍵です。
最後に、当日忘れないための「最重要チェックリスト」です。
ショールーム当日:最重要チェックリスト
- 持参物OK?(寸法メモ・図面・写真・メジャー・スマホ)
- 目的を伝えた?(現状の不満・優先順位・予算を最初に伝える)
- 「体験」した?(浴槽をまたぐ・座る・シャワーを握る)
- 「掃除」目線で見た?(排水口のフタを開ける・床の溝を触る・ドアのパッキン確認)
- 「標準」と「オプション」を区別した?(展示品はフルオプションと心得る)
- 「品番」と「価格」を撮影した?(後で比較検討するための記録)
この記事を参考に、ぜひあなたとご家族にとって最高のお風呂を見つけてください。

『ゆきプロ』
最後までご覧頂きありがとうございます。
満足のいくリフォームやリノベーションをご検討の方は、大阪府豊中市のリフォーム会社『ゆきプロ』へご相談ください。
ゆきプロは少数精鋭。経験、実績のあるスタッフのみのプロ集団です。
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