【目的別】窓リフォームの種類と選び方|費用相場も解説

窓は、私たちの住まいにとって、光や風を取り込む大切な役割を果たしています。しかし、築年数の経過や環境の変化によって、窓にはさまざまな悩みが生じることがあります。
- 「冬は寒く、夏は暑い」
- 「外からの騒音が気になる」
- 「結露がひどく、カビが生えやすい」
- 「防犯対策が心配」
このような窓の悩みを解決し、より快適な住まいを実現するために、窓リフォームは有効な手段です。この記事では、目的別の窓リフォームの種類と選び方、費用相場などを解説します。
この記事で得れること
✓ 窓リフォームの基礎知識
✓ 目的別の窓リフォーム
✓ 窓リフォーム費用相場
この記事の内容が少しでも参考になれば幸いです(^^)/
- 1. 1. はじめに:窓リフォームの重要性と目的
- 2. 2. 窓リフォームの種類と特徴
- 2.1. 2-1. ガラス交換
- 2.1.1. 2-1-1. 単板ガラスから複層ガラスへ
- 2.1.2. 2-1-2. Low-Eガラス、防犯ガラスなど
- 2.2. 2-2. 内窓設置
- 2.2.1. 2-2-1. 断熱性、防音性向上
- 2.2.2. 2-2-2. 二重窓の効果
- 2.3. 2-3. 窓全体の交換
- 2.3.1. 2-3-1. カバー工法
- 2.3.2. 2-3-2. はつり工法
- 2.3.3. 2-3-3. 引き違い窓、開き窓、FIX窓など
- 2.4. 2-4. その他の窓リフォーム
- 2.4.1. 2-4-1. 雨戸・シャッターの設置
- 2.4.2. 2-4-2. 面格子の設置
- 3. 3. 目的別の窓リフォームの選び方
- 3.1. 3-1. 断熱性を高めたい場合
- 3.1.1. 3-1-1. 複層ガラス、内窓
- 3.1.2. 3-1-2. 窓枠の断熱
- 3.2. 3-2. 防音性を高めたい場合
- 3.2.1. 3-2-1. 防音ガラス、内窓
- 3.2.2. 3-2-2. サッシの気密性
- 3.3. 3-3. 防犯性を高めたい場合
- 3.3.1. 3-3-1. 防犯ガラス、面格子
- 3.3.2. 3-3-2. シャッター、雨戸
- 3.4. 3-4. 結露対策をしたい場合
- 3.4.1. 3-4-1. 断熱ガラス
- 3.4.2. 3-4-2. 内窓
- 3.5. 3-5. 換気性能を向上させたい
- 3.5.1. 3-5-1. 通風窓
- 3.5.2. 3-5-2. 換気のできる窓への変更
- 4. 4. 窓リフォームの費用相場
- 4.1. 4-1. 種類別の費用相場
- 4.2. 4-2. 費用を抑えるためのポイント
- 4.2.1. 4-2-1. 補助金・助成金の活用
- 4.2.2. 4-2-2. 複数の業者から見積もり
- 4.2.3. 4-2-3. その他費用を抑えるポイント
- 5. 5. まとめ
1. はじめに:窓リフォームの重要性と目的

窓リフォームは、住まいの快適性や機能性を向上させるために重要な役割を果たします。窓の性能を高めることで、以下のような効果が期待できます。
- 断熱性・気密性の向上による冷暖房効率アップ
- 防音性の向上による騒音対策
- 防犯性の向上による安全性の確保
- 結露対策によるカビ・ダニの抑制
- 採光・通風の改善による室内環境の向上
窓リフォームを行う目的は、住まいの状況や個々のニーズによって異なります。まずは、どのような目的で窓リフォームを行いたいのかを明確にすることが大切です。
2. 窓リフォームの種類と特徴

窓リフォームには、さまざまな種類があります。ここでは、代表的な窓リフォームの種類と特徴を紹介します。
2-1. ガラス交換
既存の窓枠はそのままに、ガラスのみを交換するリフォームです。
2-1-1. 単板ガラスから複層ガラスへ
単板ガラスは1枚のガラスで構成されており、断熱性や防音性が低いというデメリットがあります。複層ガラスは、2枚以上のガラスの間に乾燥した空気を封入することで、断熱性や防音性を高めたガラスです。
2-1-2. Low-Eガラス、防犯ガラスなど

複層ガラスには、さらに機能性を高めたさまざまな種類があります。
- Low-Eガラス:特殊な金属膜でコーティングすることで、断熱性や遮熱性を高めたガラス
- 防犯ガラス:特殊なフィルムを挟み込むことで、防犯性を高めたガラス
- その他:遮音ガラス、断熱ガラスなど
2-2. 内窓設置

既存の窓の内側にもう一つ窓を設置するリフォームです。二重窓とも呼ばれます。
2-2-1. 断熱性、防音性向上
既存の窓と内窓の間に空気層ができることで、断熱性や防音性が向上します。
2-2-2. 二重窓の効果
- 断熱効果:外気温の影響を受けにくくなり、冷暖房効率が向上
- 防音効果:外部からの騒音を軽減し、静かな室内環境を実現
- 結露軽減効果:室内外の温度差を小さくし、結露を抑制
2-3. 窓全体の交換

既存の窓枠ごと新しい窓に交換するリフォームです。
2-3-1. カバー工法
既存の窓枠の上から新しい窓枠を取り付ける工法です。比較的短時間で工事が完了し、費用も抑えられます。
2-3-2. はつり工法
既存の窓枠を撤去し、新しい窓枠を取り付ける工法です。大掛かりな工事になりますが、窓の性能を最大限に引き出すことができます。
2-3-3. 引き違い窓、開き窓、FIX窓など
窓には、さまざまな開閉方式や形状があります。
- 引き違い窓:2枚のガラス戸を左右にスライドさせて開閉する一般的な窓
- 開き窓:ドアのように開閉する窓
- FIX窓:開閉できないはめ殺しの窓
- その他:ルーバー窓、滑り出し窓など
2-4. その他の窓リフォーム

2-4-1. 雨戸・シャッターの設置
防犯性や台風対策として、雨戸やシャッターを設置するリフォームです。
2-4-2. 面格子の設置
防犯性を高めるために、窓の外側に面格子を設置するリフォームです。
3. 目的別の窓リフォームの選び方

窓リフォームは、目的によって最適な種類が異なります。ここでは、目的別の窓リフォームの選び方を紹介します。
3-1. 断熱性を高めたい場合
断熱性を高めることは、室内の温度を快適に保ち、冷暖房費の節約にもつながります。
3-1-1. 複層ガラス、内窓

- 複層ガラス: 2枚以上のガラスの間に乾燥空気を封入することで、断熱性を高めます。特にLow-Eガラスは、特殊な金属膜でコーティングされており、さらに断熱効果が期待できます。
- 内窓: 既存の窓の内側にもう一つ窓を設置することで、二重窓になり、断熱性が向上します。既存の窓との間にできる空気層が、断熱材の役割を果たします。
3-1-2. 窓枠の断熱

- 窓枠の素材も断熱性能に影響します。アルミサッシは熱伝導率が高いため、断熱性の高い樹脂サッシへの交換や、既存のアルミサッシに断熱シートを貼るなどの対策が有効です。

『ゆきプロ』
断熱リフォームに関しては下の記事で紹介しているので、もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください(^^)/
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3-2. 防音性を高めたい場合

外部からの騒音を軽減し、静かな室内環境を実現します。
3-2-1. 防音ガラス、内窓
- 防音ガラス: 特殊な中間膜を挟み込んだガラスで、音の振動を吸収し、透過する音を軽減します。
- 内窓: 二重窓にすることで、既存の窓と内窓の間に空気層ができ、防音効果を高めます。
3-2-2. サッシの気密性
サッシの隙間から音が侵入することがあります。気密性の高いサッシに交換したり、隙間テープなどで隙間を埋めたりすることで、防音効果を高めることができます。
3-3. 防犯性を高めたい場合

侵入盗難を防ぎ、安全な住まいを実現します。
3-3-1. 防犯ガラス、面格子
- 防犯ガラス: 2枚のガラスの間に特殊なフィルムを挟み込んだガラスで、破壊に時間がかかるため、侵入を抑制します。
- 面格子: 窓の外側に設置することで、窓からの侵入を物理的に防ぎます。
3-3-2. シャッター、雨戸
- 窓を覆い隠すことで、侵入を困難にします。防犯性の高いシャッターや雨戸を選ぶことが重要です。

『ゆきプロ』
防犯リフォームに関しては下の記事でまとめてますので、もっと詳しく知りたい方はぜひご覧ください(^^)/
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3-4. 結露対策をしたい場合

結露はカビやダニの発生原因となるため、適切な対策が必要です。
3-4-1. 断熱ガラス
- 室内外の温度差を小さくすることで、結露の発生を抑制します。複層ガラスやLow-Eガラスが効果的です。
3-4-2. 内窓
- 二重窓にすることで、室内側の窓の表面温度が下がるのを防ぎ、結露を抑制します。
3-5. 換気性能を向上させたい

室内の空気を循環させ、快適な室内環境を保ちます。
3-5-1. 通風窓
- 効率的に換気を行うために、風の通り道を考慮した窓の配置や、縦すべり出し窓などの通風性に優れた窓の設置が有効です。
3-5-2. 換気のできる窓への変更
- FIX窓など、開閉できない窓を開閉できる窓に変更することで、換気性能を向上させることができます。

『ゆきプロ』
これらの情報を参考に、ご自身の目的に合った窓リフォームを検討してください(^^)/
4. 窓リフォームの費用相場

窓リフォームの費用は、種類や窓のサイズ、使用する材料、施工業者の料金設定などによって大きく異なります。
4-1. 種類別の費用相場
以下は、一般的な窓リフォームの費用相場ですが、実際の費用は個々の状況によって変動します。
ガラス交換
- 単板ガラスから複層ガラス: 1枚あたり5万円~。複層ガラスの種類(Low-Eガラス、アルゴンガス入りなど)によって費用が異なります。
- Low-Eガラス、防犯ガラスなど: 1枚あたり7万円~。これらの高機能ガラスは、通常の複層ガラスよりも高価です。
内窓設置
- 1箇所あたり6万円~。内窓のサイズや性能、サッシの材質などによって費用が変動します。
- 特に、高機能ガラスや特殊なサッシを使用する場合は、費用が高くなる傾向があります。
窓全体の交換
- カバー工法: 1箇所あたり10万円~。既存の窓枠の上から新しい窓枠を取り付けるため、比較的費用を抑えられます。
- はつり工法: 1箇所あたり20万円~。既存の窓枠を撤去して新しい窓枠を取り付けるため、大掛かりな工事となり、費用も高くなります。
4-2. 費用を抑えるためのポイント

窓リフォームの費用を抑えるためには、以下のポイントを参考にしてください。
4-2-1. 補助金・助成金の活用
- 国や自治体では、省エネリフォームやバリアフリーリフォームなどを対象とした補助金・助成金制度が用意されている場合があります。これらの制度を活用することで、リフォーム費用を大幅に削減できる可能性があります。
- お住まいの地域の自治体や、国土交通省のウェブサイトなどで情報を確認しましょう。
4-2-2. 複数の業者から見積もり
- 複数のリフォーム業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。見積もりを比較することで、適正な価格を把握し、費用を抑えることができます。
- 見積もりを依頼する際には、工事内容や使用する材料などを具体的に伝え、詳細な見積もりを出してもらいましょう。
- また、見積もりの内訳をしっかりと確認し、不明な点があれば業者に質問するようにしましょう。
4-2-3. その他費用を抑えるポイント
- リフォーム箇所の優先順位をつける:すべての窓を一度にリフォームするのではなく、特に効果の高い箇所から優先的に行うことで、費用を分散できます。
- 自分でできることはDIYで行う:窓周りの掃除や簡単な補修など、自分でできることはDIYで行うことで、費用を削減できます。
5. まとめ
窓リフォームは、住まいの快適性、安全性、省エネ性能を向上させるための有効な手段です。目的や予算に合わせて最適なリフォーム方法を選ぶことで、より快適で心地よい住まいを実現できます。
この記事では、窓リフォームの種類、選び方、費用相場などを解説しました。
- 断熱性、防音性、防犯性、結露対策など、目的に合わせたリフォーム方法を選ぶ
- 複層ガラス、内窓、窓全体の交換など、様々な選択肢がある
- 費用相場を把握し、補助金・助成金制度も活用する
- 信頼できる業者を選び、複数業者から見積もりを取る
窓は、住まいの快適性を大きく左右する重要な要素です。窓リフォームを検討する際は、この記事を参考に、ご自身の住まいに最適なリフォームプランを立ててください。
窓リフォームで、より快適で安心な暮らしを実現しましょう。

『ゆきプロ』
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