フローリング?クッションフロア?【床材の種類別】メリット・デメリットを徹底比較!

床のリフォーム、どの床材を選べばいいか悩んでいませんか?
「そろそろ床を張り替えたいけれど、どんな床材があるんだろう?」 「フローリングとクッションフロア、よく聞くけど違いがわからない…」
住まいの印象を大きく左右する床のリフォーム。いざ検討を始めると、たくさんの種類の床材があり、どれが自分の暮らしに合っているのか分からなくなってしまいますよね。デザイン、費用、機能性など、考えなければいけないことも多く、頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなお悩みを解決するために、代表的な床材である「フローリング」と「クッションフロア」を中心に、それぞれのメリット・デメリットを徹底的に比較解説します。さらに、近年人気のフロアタイルやカーペットといった他の床材もご紹介。
この記事を読めば、それぞれの床材の特徴がしっかりと理解でき、あなたのライフスタイルや理想の空間にぴったりの床材を見つけることができます。後悔しない床材選びのために、ぜひ最後までご覧ください。
この記事で得れること
✓ 床リフォームの基礎知識
✓床材の種類やメリットデメリット
この記事の内容が少しでも参考になれば幸いです(^^)/
- 1. 1.【定番】フローリングの特徴|メリット・デメリット
- 1.1. 1-1. フローリングのメリット
- 1.2. 1-2. フローリングのデメリット
- 1.3. 1-3. ちょっと深掘り!「無垢フローリング」と「複合フローリング」の違いとは?
- 2. 2.【万能選手】クッションフロアの特徴|メリット・デメリット
- 2.1. 2-1. クッションフロアのメリット
- 2.2. 2-2. クッションフロアのデメリット
- 3. 3. フローリングとクッションフロアだけじゃない!その他の人気床材
- 3.1. 3-1.【高級感と耐久性】フロアタイル
- 3.2. 3-2.【温かみと防音性】カーペット
- 3.3. 3-3.【和室の定番】畳
- 4. 4. あなたに合うのはどれ?床材選びのポイントを徹底比較
- 4.1. 4-1.【目的・場所別】おすすめの床材はこれ!
- 4.2. 4-2. 一目でわかる!床材別 性能比較一覧表
- 4.3. 4-3. 後悔しないための最終チェックリスト
- 5. 5. まとめ:理想の暮らしを叶える床材を選び、快適な空間を手に入れましょう
1.【定番】フローリングの特徴|メリット・デメリット

木材ならではの温かみと美しい質感で、昔から根強い人気を誇るフローリング。まずは、定番であるフローリングの特徴から見ていきましょう。
1-1. フローリングのメリット
・高級感と美しい見た目
フローリング最大の魅力は、なんといっても天然木が持つ高級感と美しい見た目です。一つとして同じものがない木目のデザインは、お部屋に温かみと上質な雰囲気を与えてくれます。どんなインテリアにも合わせやすく、空間全体をグレードアップさせてくれるでしょう。
・耐久性が高く傷つきにくい
フローリングは表面が硬く、耐久性に優れています。家具を置いたり、物を落としたりしても傷がつきにくいため、ダイニングやリビングなど、人の出入りが多い場所にも安心して使えます。適切なお手入れをすれば、長く美しい状態を保つことができます。
・経年変化を楽しめる
本物の木材だからこそ、年月が経つにつれて色合いが深まったり、艶が出たりといった「経年変化」を楽しめるのもフローリングの醍醐味です。家族と共に過ごした時間が床に刻まれ、愛着のある特別な空間へと育っていきます。
1-2. フローリングのデメリット
・費用が比較的高め
フローリングは、後述するクッションフロアなどの他の床材に比べて、材料費・施工費ともに高くなる傾向があります。特に、一枚板から作られる「無垢フローリング」は高価になりがちです。
・足腰への負担や、転倒時の衝撃が強い
表面が硬いため、長時間立ち仕事をしたり、裸足で歩いたりすると足腰に負担を感じることがあります。また、クッション性がないため、お子様やご高齢の方が転倒した際の衝撃が強くなる点も注意が必要です。
・水に弱く、シミや腐食のリスクがある
天然の木材であるため、水分に弱いという性質があります。水をこぼしたまま放置すると、シミになったり、ひどい場合には板が反ったり腐食したりする原因になります。キッチンなどの水まわりでの使用には注意が必要です。
1-3. ちょっと深掘り!「無垢フローリング」と「複合フローリング」の違いとは?

一口にフローリングと言っても、実は「無垢フローリング」と「複合フローリング」の2種類があります。
- 無垢フローリング 天然木の一枚板を加工したものです。本物の木の質感や香り、調湿作用があり、経年変化を存分に楽しめます。ただし、価格が高く、温度や湿度の変化で反りや隙間が生じやすいという側面もあります。
- 複合(合板)フローリング 合板などの基材の表面に、天然木の薄い板や木目柄のシートを貼り合わせたものです。無垢材に比べて価格が安く、反りや伸縮が少ないため施工しやすいのが特徴です。デザインも豊富で、ワックス不要などメンテナンス性に優れた製品も多くあります。
2.【万能選手】クッションフロアの特徴|メリット・デメリット

豊富なデザインと優れた機能性で、近年人気を集めているのがクッションフロアです。水まわりから子ども部屋まで、幅広く活躍する万能選手の特徴を見ていきましょう。
2-1. クッションフロアのメリット
・価格が安く、リフォーム費用を抑えられる
クッションフロアは材料費が非常に安く、施工も比較的簡単なため、リフォーム費用を大きく抑えることができます。予算を重視したい方にとって、非常に魅力的な選択肢です。
・耐水性が高く、水まわりにも使える
塩化ビニール素材でできているため、耐水性は抜群です。水をこぼしてもサッと拭き取ることができ、シミになる心配もありません。油汚れにも強いため、キッチンや洗面所、トイレといった水まわりに最適な床材です。
・デザインやカラーのバリエーションが豊富
木目調や石目調はもちろん、タイル柄、パターン柄、無地など、デザインやカラーのバリエーションが圧倒的に豊富なのがクッションフロアの強みです。憧れのヘリンボーン柄やタイル床なども、クッションフロアなら手軽に実現できます。
・衝撃を吸収しやすく、足腰に優しい
その名の通りクッション性に優れているため、歩行時の衝撃を吸収し、足腰への負担を和らげてくれます。万が一転倒しても衝撃が小さく済むため、小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭でも安心です。
2-2. クッションフロアのデメリット
・安っぽく見えてしまう場合がある
プリントで木目や石目を表現しているため、近くで見ると本物の素材感には劣り、安っぽく見えてしまうことがあります。ただし、最近では印刷技術が向上し、本物と見分けがつきにくいリアルなデザインも増えています。
・熱や家具の重みによる凹みができやすい
クッション性がある反面、重い家具を長時間置いたままにすると、凹み跡が残ってしまうことがあります。また、熱にも弱いため、熱いものを直接置かないように注意が必要です。
・耐久性はフローリングに劣る
フローリングに比べると表面が柔らかいため、鋭利なものを落としたり、家具を引きずったりすると傷や破れが生じやすいです。耐久性の面ではフローリングに軍配が上がります。
3. フローリングとクッションフロアだけじゃない!その他の人気床材

床材の選択肢は、フローリングとクッションフロアだけではありません。ここでは、近年人気が高まっている他の代表的な床材も簡単にご紹介します。
3-1.【高級感と耐久性】フロアタイル

塩化ビニール素材のタイル状の床材です。クッションフロアよりも硬く、耐久性に優れているのが特徴。石目調や木目調のデザインがリアルで、高級感のある空間を演出できます。店舗の床などにも使われるほど丈夫ですが、その分クッション性はなく、施工費用も高めになります。
3-2.【温かみと防音性】カーペット

繊維素材ならではの温かみと、柔らかな肌触りが魅力です。保温性が高いため冬でも足元が冷えにくく、生活音や足音を吸収する防音性にも優れています。ホコリが舞い上がりにくい一方、ダニや汚れが気になるため、こまめな掃除が必要です。
3-3.【和室の定番】畳

い草の香りが心地よく、リラックス効果の高い床材です。適度なクッション性があり、調湿作用によって部屋の湿度を快適に保ってくれます。近年では、縁のない琉球畳やカラー畳など、モダンなデザインの畳も人気です。定期的な表替えなどのメンテナンスが必要になります。

『ゆきプロ』
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4. あなたに合うのはどれ?床材選びのポイントを徹底比較

ここまで様々な床材の特徴を見てきましたが、「じゃあ、結局うちはどれを選べばいいの?」と思われた方も多いでしょう。ここでは、あなたのライフスタイルに最適な床材を選ぶためのポイントを解説します。
4-1.【目的・場所別】おすすめの床材はこれ!
お部屋の用途によって、床材に求められる性能は異なります。場所ごとのおすすめ床材を見ていきましょう。
・リビング、ダイニング
家族が集まる家の中心。見た目の美しさを重視するならフローリングがおすすめです。小さなお子様やペットがいて、食べこぼしや傷が気になる場合は、デザイン性の高いフロアタイルや、お手入れしやすい複合フローリングも良いでしょう。
・キッチン、洗面所、トイレ
水や油が飛び散りやすい場所には、耐水性が高く掃除がしやすいクッションフロアやフロアタイルが最適です。
・寝室
心身を休めるプライベートな空間。木の温もりでリラックスしたいならフローリング、足元の冷えを防ぎ、落ち着いた雰囲気にしたいならカーペットがおすすめです。
・子供部屋
安全性と防音性を第一に考えるなら、転倒時の衝撃を和らげ、足音を吸収してくれるクッションフロアやカーペットが適しています。おもちゃなどによる傷に備えたいなら、耐久性の高いフロアタイルも選択肢の一つです。
4-2. 一目でわかる!床材別 性能比較一覧表
各床材の性能を一覧表にまとめました。何を重視したいかを考えながら比較してみてください。
項目 | フローリング(無垢) | フローリング(複合) | クッションフロア | フロアタイル | カーペット | 畳 |
---|---|---|---|---|---|---|
費用 | △ | ○ | ◎ | ○ | ○ | △ |
デザイン性 | ◎ | ○ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
耐久性 | ○ | ◎ | △ | ◎ | △ | △ |
耐水性 | × | △ | ◎ | ◎ | × | × |
メンテナンス性 | △ | ◎ | ○ | ○ | △ | △ |
防音性・衝撃吸収性 | △ | △ | ◎ | △ | ◎ | ○ |
※◎:非常に優れている、○:優れている、△:やや劣る、×:劣る
4-3. 後悔しないための最終チェックリスト
最後に、ご自身の状況を整理して、最適な床材選びの最終確認をしましょう。
- その部屋は主に誰が使いますか?(大人、子ども、高齢者、ペットなど)
- その部屋でどのように過ごすことが多いですか?(食事、くつろぎ、家事、遊びなど)
- 床材選びで最も重視するポイントは何ですか?(デザイン、費用、掃除のしやすさ、足触りなど)
- お手入れにどれくらいの時間をかけられますか?
- 今回のリフォームにかけられる予算はいくらですか?

『ゆきプロ』
このチェックリストに答えることで、あなたにとっての「譲れない条件」が明確になり、床材選びの軸が定まります。
5. まとめ:理想の暮らしを叶える床材を選び、快適な空間を手に入れましょう

今回は、フローリングとクッションフロアを中心に、様々な床材のメリット・デメリットや選び方のポイントを解説しました。
- フローリング:高級感と経年変化を楽しみたい、本物志向の方におすすめ。
- クッションフロア:費用を抑えつつ、水まわりのお手入れを楽にしたい方におすすめ。
- その他(フロアタイル、カーペットなど):特定の機能性(耐久性、防音性など)を重視したい場合に有力な選択肢。
それぞれの特徴を理解し、ご自身のライフスタイルやお部屋の用途と照らし合わせることで、きっと最適な床材が見つかるはずです。
とはいえ、「うちの場合は、どの床材が一番合っているんだろう?」「実際の費用はどれくらいかかるの?」といった具体的な疑問や不安も出てくるかと思います。
そんな時は、ぜひ私たちリフォームのプロにご相談ください。専門家の視点から、お客様一人ひとりのご要望やライフスタイルに合わせた最適な床材をご提案し、理想の空間づくりを全力でサポートさせていただきます。
床は、毎日肌に触れ、暮らしの基盤となる大切な場所です。後悔のない床材選びで、快適で心地よい毎日を手に入れましょう。

『ゆきプロ』
最後までご覧頂きありがとうございます。
満足のいくリフォームをご検討の方は、大阪府豊中市のリフォーム会社『ゆきプロ』へご相談ください。
ゆきプロは少数精鋭。経験、実績のあるスタッフのみのプロ集団です。
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