お風呂リフォームの工期は何日?段取りと流れを詳しく解説

「古くなったお風呂を新しくしたいけれど、工事には何日くらいかかるのだろう?」 「リフォーム中はお風呂に入れないって本当?」
お風呂リフォームを検討する際、多くの方が費用と並んで気になるのが「工期」ではないでしょうか。毎日使う場所だからこそ、使えない期間がどれくらい続くのか、事前にしっかりと把握しておきたいですよね。
この記事では、お風呂リフォームにかかる工期の目安から、工事の基本的な流れ、工事中の生活への影響と対策、そして工期を短縮するためのポイントまで、詳しく解説します。
これからお風呂リフォームを計画される方は、ぜひ最後までご覧いただき、安心してリフォーム準備を進めるための参考にしてください。
この記事で得れること
✓ お風呂リフォームの工期についての基礎知識
✓ お風呂リフォームの工事の流れやポイント
この記事の内容が少しでも参考になれば幸いです(^^)/
- 1. 1. お風呂リフォームの工期はどれくらいかかる?
- 1.1. 1-1. 一戸建ての場合の工期目安
- 1.2. 1-2. マンションの場合の工期目安
- 1.3. 1-3. 工事内容別(ユニットバス交換・在来工法など)の工期の違い
- 2. 2. 工期に影響する主な要因
- 2.1. 2-1. 工事内容(浴槽交換・配管工事・床・壁リフォームなど)
- 2.2. 2-2. 建物の構造(戸建てとマンションの違い)
- 2.3. 2-3. 業者の段取り・職人のスケジュール
- 2.4. 2-4. 納期や部材の在庫状況
- 3. 3. お風呂リフォームの基本的な流れ
- 3.1. 3-1. 事前準備(現地調査・見積もり・プラン決定)
- 3.2. 3-2. 解体工事(工事1日目)
- 3.3. 3-3. 配管・電気工事(工事2日目)
- 3.4. 3-4. ユニットバス設置・仕上げ(工事2日目~3日目)
- 3.5. 3-5. 完成・引き渡し(工事3日目~4日目)
- 4. 4. 工事中の生活への影響と対策
- 4.1. 4-1. お風呂が使えない期間は?
- 4.2. 4-2. 銭湯や仮設風呂の利用について
- 4.3. 4-3. 工事中の騒音・近隣への配慮
- 5. 5. 工期を短縮するためのポイント
- 5.1. 5-1. 事前のプランニングで変更を減らす
- 5.2. 5-2. 在庫のある設備を選ぶ
- 5.3. 5-3. 信頼できる施工業者に依頼する
- 6. 6. まとめ
1. お風呂リフォームの工期はどれくらいかかる?


『ゆきプロ』
お風呂リフォームの工期は、お住まいの種類(一戸建てかマンションか)や、現在の浴室のタイプ、そしてどのような工事を行うかによって大きく変わります。まずは、それぞれのケースでの一般的な工期目安を見ていきましょう。
1-1. 一戸建ての場合の工期目安
一戸建ての場合、浴室リフォームの工期は3日~1週間程度が目安です。
- ユニットバスから新しいユニットバスへの交換:3~5日 最も一般的な工事です。既存のユニットバスを解体し、新しいユニットバスを組み立てます。比較的スムーズに進むことが多い工事です。
- 在来工法(タイル張りなど)からユニットバスへのリフォーム:5~7日 タイルや壁を壊す解体作業に加え、コンクリートの基礎工事や防水処理が必要になるため、ユニットバス交換よりも工期が長くなります。土台の腐食やシロアリ被害など、解体後に問題が見つかった場合は、追加の補修工事でさらに工期が延びる可能性もあります。
1-2. マンションの場合の工期目安
マンションの場合の工期は4日~1週間程度が目安です。戸建てよりも工期が少し長くなる傾向があります。
これは、工事を始める前に管理組合への申請と承認が必要なことや、資材の搬入・搬出経路がエレベーターや共用廊下に限られるといった制約があるためです。また、工事可能な時間帯が規約で定められている場合も多く、1日の作業時間が短くなることも工期に影響します。

『ゆきプロ』
マンションをリフォームする際に避けて通れないのが『管理規約』です。『管理規約』については下の記事で解説しています(^^)/
↓↓↓
1-3. 工事内容別(ユニットバス交換・在来工法など)の工期の違い
浴室の工法によって、工事内容と工期は大きく異なります。
- ユニットバスからユニットバスへ:3~5日 規格化された部材を現場で組み立てるため、工期は比較的短く済みます。
- 在来工法からユニットバスへ:5~7日 解体後、ユニットバスを設置するための土台作りや、配管の位置調整が必要になります。
- 在来工法から在来工法へ:2週間~1ヶ月以上 壁のタイル貼りや防水工事、左官工事など、職人の手作業が多くなります。特にコンクリートや防水材の乾燥に時間が必要なため、工期は最も長くなる傾向があります。
在来工法とユニットバスとは?
■在来工法のお風呂

昔ながらのオーダーメイドの造りのお風呂です。床・壁・天井・浴槽を職人が現場で仕上げるため、自由なデザインが可能ですが、防水や断熱の施工が不十分だとトラブルになりやすいです。
■ユニットバスのお風呂

あらかじめ工場で作られたパーツを現場で組み立てるお風呂です。防水性が高く、施工期間が短く、最近のマンションや戸建てでは主流です。規格サイズなのでデザインの自由度は低めですが、メンテナンスがしやすいのがメリットです。
工期についての注意点
工期に関しては、あくまで一般的な目安になります。本来、各業者に分けられる工程を1手で完結することにより1日で工事を完成させる業者もあります。
2. 工期に影響する主な要因


『ゆきプロ』
お風呂リフォームは、予定していた工期が延びてしまうことも稀にあります。どのような要因が工期に影響を与えるのか、事前に知っておきましょう。
2-1. 工事内容(浴槽交換・配管工事・床・壁リフォームなど)
浴槽を交換するだけの工事であれば1日で終わることもありますが、浴室全体のリフォームとなると、壁や床、天井の下地補修、給排水管やガス管、電気配線の移動・交換など、付帯工事が増えるほど工期は長くなります。また、浴室のサイズを大きくしたり、窓を新設したりする場合も同様です。
2-2. 建物の構造(戸建てとマンションの違い)
前述の通り、戸建てとマンションでは工事の進め方や制約が異なります。特に注意したいのが、解体して初めてわかる建物の内部状況です。

戸建ての場合は土台の腐食やシロアリ被害、マンションの場合はコンクリート躯体の予想以上の劣化など、想定外のトラブルが見つかると、その補修のために追加の工期が必要になります。
2-3. 業者の段取り・職人のスケジュール
リフォーム工事は、解体、水道、電気、ガス、大工など、多くの専門職人が連携して進められます。施工業者の工程管理能力や、職人の手配がスムーズに行えるかどうかが、工期を左右する重要なポイントです。経験豊富で段取りの良い業者に依頼することが、スムーズな工事の鍵となります。
2-4. 納期や部材の在庫状況
選んだユニットバスや設備機器の納期も工期に影響します。人気の製品や、オプションを多く加えたオーダーメイド仕様のユニットバスは、メーカーの工場で生産するため、発注から納品までに数週間かかる場合があります。また、世界的な情勢などにより、給湯器や特定の部品が品薄になり、納期が遅れるケースも考慮しておく必要があります。
ポイント
お風呂商品の在庫を抱えているリフォーム業者は少なく、基本的にはご契約後にメーカー発注することがほとんどです。
3. お風呂リフォームの基本的な流れ


『ゆきプロ』
リフォームの相談から完成まで、どのようなステップで進んでいくのでしょうか。ユニットバスから新しいユニットバスへ交換する場合の基本的な流れをご紹介します。
3-1. 事前準備(現地調査・見積もり・プラン決定)

まず、リフォーム会社の担当者がご自宅を訪問し、浴室の寸法や梁・窓の位置、配管の状況、搬入経路などを確認する「現地調査」を行います。その情報とお客様のご要望をもとに、最適なプランと見積もりを作成します。ショールームで実物を確認しながら、色やデザイン、オプションなどを決定し、最終的な仕様を固めて契約となります。
商品の発注
ご契約が完了しましたら、プラン内容に基づきユニットバス本体や関連部材の発注作業に入ります。 商品によっては納品までに1カ月程度かかることもあるため、この発注をもって実際の工事開始日が決まります。
3-2. 解体工事(工事1日目)

工事初日は、まず養生(工事箇所以外の床や壁を保護すること)から始まります。その後、既存のユニットバスを解体・撤去します。この作業は、大きな音や振動が発生しやすい工程です。
3-3. 配管・電気工事(工事2日目)

新しいユニットバスの仕様に合わせて、給排水管や追い焚き管、電気配線、換気ダクトなどの位置を調整・接続します。リフォーム後の使い勝手を左右する重要な工程です。
3-4. ユニットバス設置・仕上げ(工事2日目~3日目)

いよいよ新しいユニットバスを組み立てていきます。床のパーツから壁パネル、天井、浴槽、ドアの順に設置し、最後に水栓や照明器具などを取り付けて完成です。その後、給湯器との接続やドア枠の取り付け、内装の仕上げ作業を行います。
3-5. 完成・引き渡し(工事3日目~4日目)

全ての工事が完了したら、正常に動作するか最終チェックを行います。お客様立ち会いのもと、新しいお風呂の使い方の説明などを行い、問題がなければお引き渡しとなります。
4. 工事中の生活への影響と対策


『ゆきプロ』
リフォーム工事中、特に気になるのが日常生活への影響です。ここでは、具体的な影響と対策について解説します。
4-1. お風呂が使えない期間は?
ユニットバス交換の場合、一般的にお風呂が使えなくなるのは工事1日目の解体後から、工事が完了するまでの2~3日間です。工事のスケジュールによっては、3日目の夜から新しいお風呂が使えるようになるケースもあります。詳しいスケジュールは、契約時にリフォーム会社に必ず確認しておきましょう。
4-2. 銭湯や仮設風呂の利用について
お風呂が使えない期間は、近所の銭湯やスポーツジムのシャワーなどを利用するのが一般的です。事前に場所や営業時間、料金などを調べておくと安心です。 また、費用は掛かりますが、屋外に設置する「仮設風呂」のレンタルサービスもあります。設置スペースが必要になるため、希望する場合はリフォーム会社に相談してみましょう。
4-3. 工事中の騒音・近隣への配慮
解体作業や電動工具の使用により、工事中はどうしても騒音や振動が発生します。多くのリフォーム会社では、工事開始前に近隣住民の方へ挨拶回りを行いますが、施主様からも一言「工事中はご迷惑をおかけします」と伝えておくと、より丁寧な印象になり、トラブル防止につながります。
5. 工期を短縮するためのポイント


『ゆきプロ』
少しでも工期を短く、スムーズに工事を終えるためには、いくつかのポイントがあります。
5-1. 事前のプランニングで変更を減らす
工事が始まってから「やっぱり壁の色を変えたい」「このオプションも追加したい」といった変更が出ると、部材の再発注や追加工事が必要になり、工期が延びる原因となります。事前にショールームへ足を運んだり、家族でしっかりと話し合ったりして、プランを確定させてから工事に臨むことが重要です。

『ゆきプロ』
お風呂のオプション選びについては、下の記事を参考にしてみてください(^^)/
↓↓↓
5-2. 在庫のある設備を選ぶ
メーカーの標準仕様のユニットバスや、リフォーム会社が在庫を持っている製品を選ぶと、発注から納品までの時間がかからず、スムーズに工事を開始できます。デザインや機能に特別なこだわりがなければ、納期が早い製品を選ぶのも一つの手です。
ワンポイントアドバイス
リフォーム会社によっては、店舗に設置しているお風呂商品の入替えで、展示商品を安く提供することがあります。担当者にそのような商品がないか、聞いてみるのもいいかもですね(^^)/
5-3. 信頼できる施工業者に依頼する
経験豊富で管理能力の高い施工業者に依頼することが、結果的に工期短縮につながる最も重要なポイントです。職人の手配や工程管理がしっかりしている業者であれば、無駄なくスムーズに工事を進めてくれます。複数の業者から見積もりを取り、担当者の対応や提案内容を比較検討して、信頼できるパートナーを見つけましょう。
業者選びのポイント
会社の実績や評判が良くても注意が必要です。対応してくれる担当者の経験や知識にバラつきがあるからです。親身に対応してくるかどうかも大切です。実際にいろいろ相談してから、しっかり見極めて判断しましょう(^^)/
6. まとめ

お風呂リフォームの工期は、ユニットバスの交換で3日~1週間、在来工法からのリフォームではそれ以上かかる場合があるなど、工事内容や建物の状況によって様々です。
工事中はお風呂が使えなくなる期間があるなど、多少の不便は生じますが、事前に流れや対策を把握しておくことで、不安は大きく軽減できます。そして何より、信頼できるリフォーム会社に依頼することが、安心してリフォームを成功させるための最大の秘訣です。
今回の記事で解説した内容を参考に、ご自宅に最適なリフォームプランを立ててみてください(^^)/

『ゆきプロ』
最後までご覧頂きありがとうございます。
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