10万円?50万円?予算別で見るトイレリフォームの内容と注意点

「トイレのリフォームって、いったいいくらかかるの?」
そう思って検索を始めたものの、情報が多すぎてかえって混乱してしまった――そんな経験はありませんか?
毎日使うトイレだからこそ、快適で清潔な空間にしたい。でも、どこまで工事するか、どんな便器を選ぶかによって費用は大きく変わるため、初めての方にとっては分かりにくいのが現実です。
本記事では、「予算別に、どんなトイレリフォームができるのか?」を分かりやすく整理しました。10万円台から50万円以上までの価格帯ごとに、できる工事内容や選べる便器の特徴、注意点まで解説しています。
この記事で得れること
✓ トイレリフォームの予算別の工事内容や注意点
この記事の内容が少しでも参考になれば幸いです(^^)/
- 1. 1. はじめに - トイレリフォーム、費用はいったいどれくらい?
- 1.1. 1-1. トイレリフォームの費用相場が分かりにくい理由
- 1.2. 1-2. 予算によって何ができるのか?本記事で解説します
- 2. 2. 【〜10万円台】で実現できるトイレリフォーム
- 2.1. 2-1. 工事内容: 便器本体の交換がメイン
- 2.2. 2-2. 選べる便器: 基本機能が中心のシンプルなモデル
- 2.3. 2-3. こんな方におすすめ: 「とにかく新しくしたい」「ウォシュレットを付けたい」
- 2.4. 2-4. 注意点: 内装工事は別途。追加費用に注意
- 3. 3. 【20万円〜30万円台】で実現できるトイレリフォーム
- 3.1. 3-1. 工事内容: 便器交換+壁紙・床材の張り替え
- 3.2. 3-2. 選べる便器: 節水・節電効果の高い人気モデル、タンクレストイレも視野に
- 3.3. 3-3. こんな方におすすめ: 「空間全体をきれいにしたい」「機能性も重視したい」
- 3.4. 3-4. 注意点: 選ぶ内装材や便器のグレードで費用が変動
- 4. 4. 【40万円〜50万円以上】で実現できるトイレリフォーム
- 4.1. 4-1. 工事内容: 間取り変更や手洗い器の新設も可能な全面リフォーム
- 4.2. 4-2. 選べる便器: デザイン性・機能性に優れたハイグレードモデル
- 4.3. 4-3. こんな方におすすめ: 「ホテルのような空間にしたい」「バリアフリー化したい」
- 4.4. 4-4. 注意点: 工期が長くなる可能性。事前の詳細なプランニングが重要
- 5. 5. 見落としがち?トイレリフォームの費用を左右するポイント
- 6. 6. トイレリフォームの費用を賢く抑えるコツ
- 6.1. 6-1. 本当に必要な機能を見極める
- 6.2. 6-2. 補助金・助成金制度をリサーチする
- 6.3. 6-3. 複数のリフォーム会社から相見積もりを取る
- 7. 7. まとめ:予算と優先順位を決めて、満足のいくトイレ空間へ
1. はじめに - トイレリフォーム、費用はいったいどれくらい?

毎日使う場所だからこそ、清潔で快適な空間にしたいトイレ。いざリフォームを検討し始めると、「費用はいったいどれくらいかかるのだろう?」という疑問にぶつかる方は少なくありません。
1-1. トイレリフォームの費用相場が分かりにくい理由
Webサイトやチラシを見ると、「工事費込みで〇万円~」といった表記は多いものの、価格に幅があり、結局いくらかかるのか分かりにくいと感じませんか?その理由は、トイレリフォームが「どのグレードの便器を選ぶか」と「どこまでの工事を行うか」の組み合わせで、費用が大きく変動するためです。便器本体の価格はもちろん、壁紙や床を張り替えるか、手洗い器を新設するかなど、工事内容によって費用は変わってきます。
1-2. 予算によって何ができるのか?本記事で解説します
そこで、トイレリフォームの費用感をより具体的にイメージしていただけるよう、「〜10万円台」「20万円〜30万円台」「40万円〜50万円以上」という3つの予算別に、実現できる工事内容や選べる便器のグレード、そして注意点を解説します。ご自身の希望や予算と照らし合わせながら、理想のトイレ空間づくりの参考にしてください。
2. 【〜10万円台】で実現できるトイレリフォーム

最も手軽に実現できる価格帯のリフォームです。現在のトイレに大きな不満はないものの、古くなってきた、あるいは故障してしまったという場合に最適です。
2-1. 工事内容: 便器本体の交換がメイン
この価格帯では、既存の便器を取り外し、新しい便器を設置する「便器本体の交換工事」が中心となります。工事時間も半日~1日程度で完了することが多く、スピーディーにトイレを新しくできます。
2-2. 選べる便器: 基本機能が中心のシンプルなモデル
便器は、貯水タンクと便座が一体になったタイプが主流です。もちろん、今や必須機能ともいえるウォシュレット(温水洗浄便座)も標準搭載されています。暖房便座や脱臭機能など、基本的な機能を備えたコストパフォーマンスの高いモデルから選ぶことになります。
2-3. こんな方におすすめ: 「とにかく新しくしたい」「ウォシュレットを付けたい」
- 便器が故障してしまい、急いで交換したい方
- 古いトイレを、ひとまず新しいものに入れ替えたい方
- 現在ウォシュレットがなく、新しく設置したい方
2-4. 注意点: 内装工事は別途。追加費用に注意

この予算では、基本的に壁紙(クロス)や床材の張り替えは含まれません。そのため、新しい便器を設置した際に、以前の便器の設置跡や床の汚れが目立ってしまう可能性があります。もし内装もきれいにしたい場合は、追加費用が発生する点に注意が必要です。
3. 【20万円〜30万円台】で実現できるトイレリフォーム

トイレリフォームで最も選ばれることが多い、人気の価格帯です。便器の機能性だけでなく、空間全体の快適性も向上させることができます。
3-1. 工事内容: 便器交換+壁紙・床材の張り替え
便器の交換と合わせて、壁紙と床材(クッションフロアなど)の張り替えを行う「内装セットプラン」が主流です。便器だけでなく空間全体が新しくなるため、リフォーム後の満足度が非常に高いのが特徴です。
3-2. 選べる便器: 節水・節電効果の高い人気モデル、タンクレストイレも視野に
選択できる便器のグレードが上がり、デザイン性と機能性を両立したモデルが視野に入ります。
- 節水・節電モデル: 10年以上前のモデルと比較して、水道代や電気代を大幅に節約できる高機能な便器。
- タンクレストイレ: 貯水タンクがないため、見た目がスッキリし、空間を広く見せる効果があります。
- お掃除ラクラク機能: フチなし形状や汚れが付きにくい新素材、自動洗浄機能などを搭載したモデルも選べます。
3-3. こんな方におすすめ: 「空間全体をきれいにしたい」「機能性も重視したい」
- トイレの汚れや臭いが気になり、空間を一新したい方
- 掃除の手間を減らしたい、水道代を節約したいなど、機能性を重視する方
- おしゃれな壁紙を選んで、自分好みの空間にコーディネートしたい方
3-4. 注意点: 選ぶ内装材や便器のグレードで費用が変動

壁紙や床材には様々な種類があり、デザイン性や機能性(消臭、防カビなど)の高いものを選ぶと費用が上がります。また、タンクレストイレは手洗い器が別途必要になる場合が多く、その分の費用も考慮しておく必要があります。
4. 【40万円〜50万円以上】で実現できるトイレリフォーム

デザインや機能に徹底的にこだわり、理想のトイレ空間を追求できる本格的なリフォームです。
4-1. 工事内容: 間取り変更や手洗い器の新設も可能な全面リフォーム
便器交換や内装工事はもちろんのこと、以下のような大掛かりな工事も可能になります。
- 手洗いカウンターの新設: デザイン性の高いカウンターや収納を造作し、高級感を演出。
- 間取りの変更: トイレ空間を広くしたり、デッドスペースを有効活用した収納を設けたりできます。
- 給排水管の移設: トイレの設置場所を移動させ、より使いやすいレイアウトに変更。
4-2. 選べる便器: デザイン性・機能性に優れたハイグレードモデル
各メーカーが提供する最上位機種が選択肢に入ります。便器の自動開閉、自動洗浄、除菌機能、スマートフォン連携など、最新技術を搭載した最高級モデルを選ぶことができます。デザインも洗練されており、空間の主役となるような便器も選べます。

『ゆきプロ』
高級感のあるトイレにリフォームしたい方は、下の記事もぜひ参考にしてみてください(^^)/
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4-3. こんな方におすすめ: 「ホテルのような空間にしたい」「バリアフリー化したい」
- インテリアにこだわり、ホテルのような上質でリラックスできる空間を創りたい方
- 将来を見据えて、手すりの設置や引き戸への変更、段差の解消といったバリアフリー化を行いたい方
- 収納を増やして、常にスッキリとしたトイレを保ちたい方
4-4. 注意点: 工期が長くなる可能性。事前の詳細なプランニングが重要

工事内容が複雑になるため、工期は数日~1週間以上かかる場合もあります。その間トイレが使えなくなるため、仮設トイレの手配なども含めて、リフォーム会社と綿密な打ち合わせを行うことが不可欠です。どこまで実現したいのか、詳細なプランニングを事前に行いましょう。
5. 見落としがち?トイレリフォームの費用を左右するポイント

基本的な工事費用の他に、現在のトイレの状況や追加する設備によって費用が加算される場合があります。後から「こんなはずではなかった」とならないよう、以下のポイントも確認しておきましょう。
- 和式から洋式への変更費用 和式トイレから洋式トイレへ変更する場合、床の解体や段差の解消、給排水管の位置調整などが必要になるため、10万円~20万円程度の追加費用がかかるのが一般的です。
- 給排水管の移動や工事の有無 便器の設置位置を大きく変更する場合や、配管が老朽化していて交換が必要な場合は、追加の工事費が発生します。特にマンションの場合は、配管の移動に制限があるため事前の確認が必須です。
- 手洗い器や収納、カウンターの設置 タンクレストイレにして手洗い器を新設する場合や、壁面に収納棚やカウンターを造作する場合は、その設備費と設置工事費が別途必要です。
- ドアの交換やバリアフリー工事 開き戸から引き戸への変更、手すりの設置、入り口の段差解消といったバリアフリー工事を行う場合も、もちろん追加費用がかかります。
6. トイレリフォームの費用を賢く抑えるコツ

少しでも費用を抑えたい、という方は以下の3つのポイントを意識してみてください。
6-1. 本当に必要な機能を見極める
最新の便器には魅力的な機能がたくさんありますが、全ての機能がご自身のライフスタイルに必要とは限りません。「自動開閉は本当に必要?」「温風乾燥は使うかな?」など、本当に必要な機能を見極めることで、便器のグレードを最適化し、コストを抑えることができます。
6-2. 補助金・助成金制度をリサーチする
お住まいの自治体によっては、トイレリフォームで利用できる補助金・助成金制度がある場合があります。特に、介護保険を利用したバリアフリー改修や、節水型トイレへの交換に対する助成金などが代表的です。事前に自治体のホームページなどで調べてみることをおすすめします。
6-3. 複数のリフォーム会社から相見積もりを取る
最も重要ともいえるのが、複数のリフォーム会社から見積もりを取る「相見積もり」です。同じ工事内容でも、会社によって費用は異なります。2~3社から見積もりを取り、金額だけでなく、担当者の対応や提案内容を比較検討することで、適正価格で信頼できる会社を見つけることができます。
ポイント
会社の評判がよくても、対応してくれる担当の知識や経験が低い場合があります。実際に対応してくれる担当者の知識や実績は豊富か?親身に対応してくれるか?をしっかり見極めましょう(^^)/
7. まとめ:予算と優先順位を決めて、満足のいくトイレ空間へ

トイレリフォームの費用は、選ぶ便器と工事内容によって大きく変わります。まずはご自身の予算を大まかに決めた上で、「何を一番解決したいか」を明確にすることが、満足のいくリフォームへの第一歩です。
- 掃除を楽にしたい → フチなし形状や自動洗浄機能付きの便器を選ぶ
- おしゃれな空間にしたい → 壁紙や床材、照明にもこだわる
- 水道代を節約したい → 節水効果の高い便器を選ぶ
など、リフォームにおける優先順位を整理してみましょう。
そして、具体的なプランニングや正確な費用については、プロであるリフォーム会社に相談するのが一番の近道です。現在のトイレの状況を確認してもらった上で、専門家からの提案を受け、最適なリフォームプランを一緒に考えていきましょう。
トイレリフォームの金額を知りたい方は、オンラインでセルフ見積りができる『ゆきプロ精密見積りシミュレーション』をご利用ください(^^)/
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『ゆきプロ』
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